2007年01月25日
夕焼け

夕暮れの空に
溶かした迷い
深く深く
色合いを変えて
空から海へと
沈み込んでいく
刹那
きりりと
何かが痛んだ
夕暮れの空に
優しさがこぼれる
広く果てなく
闇夜の前に
空から海へと
流れ落ちる
ひととき
ぽろりと
涙がこぼれた
今日もまた
世界中のどこかで
同じ夕焼けを
見あげている
ボクの大切なひと
今日のキミの空は
何色ですか?
2006年12月26日
Love Letter

話して。
歌って。
笑って。
声が出る限り。
命ある限り。
たくさんの人に愛されて
幸せを
誰よりも
感じて。
たくさんの人を愛して
いつか
あなたの弱さを
飾りのないあなたを
心から愛して
あなたを守ってくれる人に
出会って。
あなたが
心休める場所を
見つけて。
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2006年12月19日
ゼロ

アスファルトから蜃気楼が立ち上がる南の国の昼下がり
あてもなく異国の地を歩き続けるさ
灼熱の太陽に照らされながら汗をたらして
いま自分がどこにいるのかさえも知らない知りたくないから
ただひたすら歩き続けるのさ
足元から立ち上げる熱気と、皮膚に刺さる強い日差しだけを感じて
その感覚だけが僕の感じるものであったなら
肉体だけが痛みを感じるただ唯一のものであったのなら
歩き歩いて歩き続ければいい
疲れ果てて今夜、永遠の暗闇のもと眠れるだろうから
この体の奥、どことも指差せない場所に
染み付いて消えない何か
強烈な熱でも溶かせない、この体の奥底に
眠る闇 光る星
感じるわけがない現実ではなく幻想なのだから
僕の作り出すこの感情、と名のつく何かは
痛み、憎しみ、罵り、逃げるものなのか
包み、手放し、愛し、憧れるものなのか
僕には知るすべもなく選べるわけもなく
ただひたすらその前では無力なのだ
だから僕は
ただその存在が現実にならないように
自分に傷つく心があるのだと認めないように
この見知らぬ土地で熱風を感じながら
まだ見ぬ何かを探し歩き続ける
心なんかいらない心は痛まない
今歩いているこの道と、通り過ぎる人々と
照りつける太陽だけが
僕が知っている全て
僕のゼロ地点
2006年12月11日
To my best friend

もしもキミが世界中を敵に回しても
ボクは絶対にキミの味方でいるよ
もしもキミが泣きたい夜は
ボクがキミをただ抱きしめてあげる
もしもキミが間違ったことをしたら
ボクがちゃんと言おうと思う
もしもキミが悩んでいたら
ボクはありったけのお手伝いをするよ
だって、それは
全部全部キミがボクにしてくれた事だから
あの時も、あの夜も
嬉しいことも悲しいことも
いつだって分け合ってくれたよね
どんなボクでもまるごと全部
受け止めてくれたよね
言葉なんかじゃ言い表せられない
かけがえのない存在なんだ
笑いあって
話し合って
時々喧嘩して
笑いあって
今日があるね
これからがあるね
笑いあって
話し合って
もしかしたら時々喧嘩して
だけどまた笑いあって
行こうね
これからもずっとね
~かけがえのない私の親友へ Love Letter~
2006年12月10日
まぁるくね。

『まぁるくね。』
ありのままのキミでいてよ。
ありのままのキミが好きだから。
だけどちょっといじわるなキミは嫌いだよ。
ちょっと冷たいキミも嫌いだな。
キミのね
不器用なところとか
照れた顔とか
細い肩とか
まっすぐな瞳とかが
好きなんだ
鼻にかかるような声とか
へたくそな落書きとかもね。
そんなもの全部ひっくるめて
ありのままの
キミが好きだよ。
だけどやっぱり
ちょっといじわるな
今のキミは嫌い。
知ってる?
優しくしてほしいわけじゃないんだ。
まぁるくね、ふうわりとね。
ただ一緒にいたいだけなんだよ。
2006年11月15日
だから

『だから』
ね。
寂しくなったら空を見上げて。
広い空の下、離れていても
キミのことを想っているから。
どれだけ遠く離れても
どれだけ時を隔てても
この空の下
きっとキミのことを想っているから。
ね。
一人じゃないよ。
寂しくなったら
空を見上げて。
風とともに私の心を
キミに届けるから。
曇り空も、雨降る日も
ぴかぴかのお天気の日も
同じ空の下
きっと きっと。
ね。
2006年11月03日
迷宮

『迷宮』
迷い込んでしまった
その道を選んでしまった
キミ
進んでも進んでも
出口の見えない闇へと
得体の知れない黒い物の怪が
息づく闇 暗く暗く
わずかにされど確かに
キミの後ろに
迫り来る気配
飲み込まれる
覆い尽くされる
恐怖
じっとり
握った手に汗
逃げて逃げて逃げて
迷い惑い迷っても
何も見えなくて
誰もいなくて
ひとり
キミひとりなのです
お願いだから
そこに慣れないで
そこで捕まらないで
逃げて逃げて振り切って
這い上がってぶつかって
どうかこれ以上
追いつかれないように
暗闇に支配されないように
せめてその暗闇の鉤爪に
キミの心が
傷つけられることのないように
願います
とても大切だけど
どうにかしたいけど
だけどもう
ボクにはどうしても
そこに入ってしまったキミを
守ってあげることはできないから
どうか
どうにかして
キミ自身で
逃げて
またいつかあの笑顔をとりもどして
2006年10月27日
∞

『 ∞ 』
幼いころの無限の可能性を
失ったのはいくつの時だったろう
果てしなく続く青い空を羽ばたき
水溜りに映った不思議の国を覗いていた
僕はパイロットで宇宙を旅し
僕は大リーガーでホームランをたくさん打って
僕はヒーローで世界を救うんだ
あの森にはお化けがいるけど
怖くなんかないさ
あの川には秘密基地があるんだ
だけど誰にも内緒だよ
どこまでも終わりのなかった冒険心
世界はいつだってきらきらしてて
いくらでも願いは叶うんだ
あの頃の僕はどこへ行った?
あの頃の夢はどこへ消えた?
いつの間に狭い世間に取り囲まれたのだろう
いつの間に可能性を手放したのだろう
それは幻だなんて 叶うわけないなんて
誰に言われたわけでもないのにね
まだ間に合うよ
まだ戻れるよ
いつだって簡単なことなんだよ
ちっとも怖くなんかないよ
戻っておいでと声がする
あの頃の幼き日の僕が言う
ここはきらきらしてて
すごいところなんだ
きみの心の奥底に
本当にある場所なんだよってね
2006年10月24日
陽だまり

『陽だまり』
彼に借りていたカーディガン
彼のにおいがしみこんだ
カーディガン
もう会えなくなって
さみしくて
クローゼットからひっぱり出して
窓のレールに吊るしたよ
あったかい陽がさして
ゆうるりと風が入って
ほら 彼が
動いているみたい
だけど
夜になって
ぎゅっと握りしめたら
彼のにおいが
消えていた
おひさまの香り
やわらかな肌ざわり
だめだ
もっともっと
さみしくて
どうしようもない
2006年10月23日
ことばあそび

『ことばあそび』
秋色に染まった
銀杏の葉を
うつむいて拾うキミ
絵のような風景に
思わず見とれたあのひと時
飾らないまっすぐな
気持ち胸に抱き
苦しさに負けじと挑め
気高き友よ
心折れずに夢を叶えよ
最果ての
静かな土地にてただ
座り
静寂と
底知れぬ闇に包まれん
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
一人
ことばあそび
ことばって
すごい
2006年10月22日
誇り

『誇り』
次に会うときは絶対に笑うのです
もう十分、泣き言も言った
すがりつきもした
わがままも言い尽くした
それでも何も変わりはなくて
結局とても好きなのだから
困らせるだけのこの思いをもう
彼に伝えてはいけない
知られてはいけない
ひっそりと抱えて
いつか消化できるまで
今は只、たゆたい
流れのままに暮らしてはいるけれど
次に会うときは絶対笑顔で会うのです
唯一残ったのがこの思いならば
それを守るため
笑っていたいのです
ちっぽけなこの私の
プライドをかけて
彼に出会えた事を誇りに思えるように
笑顔でいるのです
さらさらと流れる川の流れのように
この思いを変える事は
今は当分できはしないのだから
2006年10月20日
ことのは

『ことのは』
ある日
言葉は次々と溢れ出し
止まらなくなった
伝えたいことを
伝えたい人に
伝えることができず
ため込んだ言葉が
堰を切ったように
あふれて
ポロポロ
ポロポロ
こぼれ落ちる
ポロポロ
ポロポロ
あふれ出た言葉は
やがて大きな流れとなって
最後に大きな海に
流れ着いた
行き場のない言葉たち
こぼれて こぼれて
流れてしまえ
このどうしようもない
感情とともに
泡立つ波に
さらわれてしまえ
2006年10月19日
空気

『空気』
今ここにあなたがいること
あなたの横顔
ごつごつした指先
私より大きな足
抱きしめてくれたこと
おはようのキス
小さな口げんか
一緒に歩いたね
川のほとりを
夜の公園を
あの大きな商店街を
寄り添ったぬくもり
つないだ手と手
少し低いその声
はにかんだ笑顔
今ここにあなたがいること
当たり前だけど
当たり前じゃなくて
空気みたいな
なかなか
気がつきにくいことだけど
なくなったら苦しい
と
おもう
2006年10月18日
ユートピア

『ユートピア』
この空の色を。
雲の下から見上げる空じゃなく。
雲より上から見おろす空を。
その色を。
キミにとっても見せたかったけれど。
変わらないと信じていたものが
いかに変わりやすく移ろうものか
壊れないと思ったものが
いとも簡単に壊れるものか
あの時の私には
どうしてもわからない
わからなかったのです
この空の色を。
空だと思っている色ではなく。
言葉に紡げない空の色を。
その空の時を。
キミと一緒に過ごしたかったけれど。
風化した記憶、異なる時間軸
忘れないと誓ったキミの声も、笑顔も
もう思い出せないくらいに
遠ざかってしまった
約束はしない約束は守られない
今の私にはわかるのです
あんなに離れないでと言ったのに
幾重もの隔たりが恒久の距離が
二人の間にできてしまったのだから
もう一緒に空を見られないのだから
2006年10月17日
啓示

『啓示』
そもそもそんなものが凡人に降りてくるはずもなく
今目の前にある現実を直視する勇気さえもなく
愛想笑いにその場しのぎの言葉で
暮らしてきたんだ
ある日突然笑えなくなったり
人と接することが嫌になったり
意味のない不安にかられたり
眠れない夜を数えたりしたんだ
だけどそれは考えないようにしてた
覗くのが怖くて
そうこうしてたら
何もかもが嫌になって
誰も彼もを信じられなくなって
どうせ結局一人なんだし
なんてかっこつけて
やけっぱちで捨てばちな
楽しければいいんだって
酔っ払ったら忘れられるんだって
考えたってどうにもならないって
世の中どうにもならないことばっかりさ
そうこうしてたら
心と体がばらばらになっていって
ちょっと吹いた風に吹き飛ばされたよ
あっさりとね
そもそも凡人に啓示なんて降りてくるはずもなく
今目の前にあること全てを認めたりもできないけど
気分転換にちょっとね
なんて言ってぶらり出かけた旅先で
すごいスコールが降ってきた
雨がようやく止んだ後
なんとなく空を見上げたら
雲の隙間から太陽の光が差し込んでたんだ
なんでだかわかんないけど未だわかんないけど
あの時思わず泣きそうになったんだよね
ああ何かが降臨してるのかも
って思った瞬間だけは
忘れてないんだよね
今もね
2006年10月16日
いつか

『いつか』
いつか、いついつの日か
もしもまたキミとボクの歩く道が
どこかでクロスするならば
今度はその手を離さずに
一緒に歩いていこう
使い古された言い回しだけれど
いつか、いついつの日か
陽だまりで二人寄り添いながら
お茶を飲もう
離れていたあの時が
とてもさみしかったんだよと
笑い話にできたらいい
隣を向いたらキミが
ただ笑ってそこにいてくれればいい
しわしわの手を
ずっと離さずにいれたらいい
そんな日が来ればいい
いつか
いついつの日か
2006年10月15日
旅先からの手紙

『旅先からの手紙』
ハノイの郊外、小さな村に向かって
バイクで田舎道を走っていたら
丘の上に小さな家が見えました
あそこには誰が住んで
どんな暮らしをしているんだろう
走り抜ける一瞬考えました
緑色の草を
静かに食べている牛もいました
茶色の牛は
目の前の草だけにしか
関心がなく、ずっと草を食べ続けていました
でこぼこの道をバイクで走りながら
頬に受ける風は
少しだけ熱を帯びていて
それは
まるでキミの手のひらのようで
私の心はざわざわと音を立てました
今日は曇り空
なんだか雨が降りそうです
そちらは今日
晴れていますか
キミは今
幸せですか
2006年10月14日
道

『道』
今立っているこの道は
いったいどこから来てどこに辿りつくのだろう
確かに歩いてきたはずなのに
来た道を引き返したくても
もう戻れなくて
朧げな記憶に揺れる足元
自分で選び歩いてきたはずなのに
この先が正しい道筋なのか
確信が持てなくて
こころもとなさに戸惑う日々
今立っているこの場所からボクは
どこを目指してどこへ進むのだろう
答えの出ないまま
今を見つめ未知を探す
ふと気がつけば
細い道筋の向こう
淡くやわらかな光が
陽炎のように煌いている
この道の向こう
その先にあるもの
それを見たくて
ボクはまた歩き始める
2006年10月13日
Start

『 Start 』
人、人、人、ビル、車、そしてビル、ビル、車、人
騒音、怒声、ざわめき
ネオン、信号、蛍光色の看板
当たり前の目の前の風景は、色褪せていませんか
当たり前の日々の中、心を揺り動かされた出来事はありますか
通勤列車の小さな窓から、何をみていますか
空を見上げたのは、いつですか
きみの隣にいる人はどんな人ですか
きみは、きみ自身ですか
クラクション、街頭のスピーカー、宣伝カー
それらの音と音の間に
一瞬聞こえる、かすかな声
耳を澄ませてごらん
よくよく聞いてみてごらん
そして空を見上げてごらん
きっときみの旅が始まるから



